セブン&アイ・ホールディングス(東京都/村田紀敏社長)は、グループ初の自社開発ドラッグストア(DgS)「セブン 美のガーデン」を8月6日、総合スーパー(GMS)「イトーヨーカドー船橋店」(千葉県)の1階部分にオープンさせた。(取材・文/「チェーンストアエイジ」阿部幸治)

セブンヘルスケアが
いよいよ本格始動!

「セブン 美のガーデン」1号店が、売場面積約930・の広さで、イトーヨーカドー船橋店内にオープンした

 「セブン 美のガーデン」は、2009年6月の改正薬事法施行に伴い、一般用医薬品市場に本格参入するために同月1日に新設された新会社・セブンヘルスケア(東京都/水島利英社長)が運営する。セブンヘルスケアは、イトーヨーカ堂(東京都/亀井淳社長)が50%、アインファーマシーズが30%、セブン&アイ・ホールディングスが20%、セブン-イレブン・ジャパン(東京都/井阪隆一社長)が10%出資する会社で、アインファーマシーズ元常務取締役(現・同社非常勤取締役)の水島利英氏が社長を務める。

「セブン 美のガーデン」1号店である船橋店は売場面積約930・で、医薬品、化粧品、介護関連商品、日用雑貨など約1万5000品目を品揃えする。初年度年商目標は10億円。従来の売場と比較すると売上は2割アップを見込む。売上構成は、医薬品20%、化粧品50~60%、介護関連商品5%、その他雑貨・トイレタリーが15~25%。なお、調剤コーナーは設置していない。今後の展開についても「至近距離に病院がある場合は例外だが、現時点では(併設する)予定はない」(セブンヘルスケア・水島社長)。

 「セブン 美のガーデン」の特徴についてセブンヘルスケア・水島社長は次のように説明する。

 「元々イトーヨーカ堂が強みとして持っている、メーカーさんとの強い協力関係、制度化粧品の充実度などを生かしながら、アインファーマシーズが展開する『アインズ&トルペ』が得意とする20~30代女性にターゲットを絞り込んだMD(商品政策)を組み合わせて店づくりを行っている」。