米連邦航空局(FAA)は、ボーイングが新しく生産した中型旅客機「787ドリームライナー」数機を同社が検査・承認する権限を無効にした。人気の高いドリームライナーの生産の問題で納入が中断していることに対する調査厳格化の一環。FAAによると、同社の検査担当者ではなくFAAの検査担当者がドリームライナー4機について、納入前の通常の安全点検を行う。ボーイングはこの4機のさまざまな品質の問題に対処しており、航空会社に納入できない状態が何カ月も続いている。FAAは長年、最終的な安全性についてFAAに代わって承認する権限をボーイングに与えており、同社は新しく生産した航空機を航空会社に引き渡す際に必要な耐空証明書を発行できることになっていた。
米当局、ボーイング「ドリームライナー」納入前点検の権限無効に
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