松屋銀座が2月、紳士服売り場のイッセイ ミヤケの後継にオープンさせたのは、中国のファッションブランド「單農(ダンノン)」だった。2013年設立と歴史は短いが、素材の60%に日本製を用いる特徴のあるブランドだ。なぜ單農を選んだのか解説する。(松屋銀座本店 営業四部長 鈴木健一)
エスカレーターを上って正面の一等地
松屋のバイヤーが見極めたブランドの正体
松屋銀座の5階紳士服売り場に2月、中国のブランド「單農(ダンノン)」の売り場をオープンしました。場所は、以前に「イッセイ ミヤケ メン」があったところです。
同ブランドは昨年の秋冬シーズンで休止となってしまったため、後継ブランドを探していました。売り場は、上りエスカレーターを降りた正面という一等地で、すぐ隣は「ヨウジヤマモト」です。
紳士服の中でも、こうした世界的に有名なクリエイターズブランドの売り場に、なぜ中国のブランドが!?と思われた読者も、多くいらっしゃるでしょう。ですがそれは、弊社のバイヤーがデザインや品質などを十分に見極めた結果です。
まず、單農とは一体どんなブランドなのでしょうか。