――両面の影響というところでいうと、コロナ禍で孤独な就活をせざるを得なかった今年の新入社員ですが、大きな変化を経験したからこそ強みになり得る部分もあるのでしょうか。

 やはり、変化対応能力は高いといえるのではないでしょうか。オンライン形式に変わった当初は戸惑ったでしょうが、オンライン上で自分をどううまく見せるかというスキルを日に日に向上させた学生も多くいました。自分で調べて自分の仮説の下で実行し、孤独でもなんとか就活を乗り越えたのが、彼ら彼女らです。

 特にデジタルネイティブとよばれる世代でもありますし、デジタル化への対応力は非常に高い。そのあたりの強みを生かしてあげることは、受け入れ側としても考えてもいいかもしれないですね。

白ヶ澤健一(しらがさわ・けんいち)
日本賃金研究センターセンター長、産労総合研究所「新社会人の採用・育成研究会」事務局。
人の育成・活用、組織の成長を実現するための人事・賃金制度コンサルティング、教育・研修、人事・労働組合向けに、人事マネジメント、労使交渉、法改正、社会保険、年金セミナーなどの事業運営に携わっている。