【社説】バイデン氏がまい進、大きな政府の道
Photo:Tom Williams/gettyimages

 エリザベス・ウォーレン氏とバーニー・サンダース氏は、米大統領選挙の民主党指名候補争いで敗北した。しかし、ジョー・バイデン大統領の就任後2カ月間の動きを見ると、彼らが敗北したのか分からなくなる。まず1兆9000億ドル(約210兆円)の社会的支出が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)絡みの救済策という隠れみのの下で実現した。そして今度は、「インフラ(社会基盤)」事業という衣装を身にまとった2兆3000億ドルの環境対策と政治目的の支出が追加された。

 インフラと聞けば、大半の米国民は道路・ハイウエー・橋などの伝統的な公共事業を思い浮かべるだろう。だからこそ、それは人気があり、大統領なら誰でもその拡充を支持してきた。