株取引の超高速化を追い求める業者にとって、宇宙が最後のフロンティアになるかもしれない。今や超高速取引業者(HFT)は、マイクロ波やレーザー、次世代の光ファイバーケーブルを利用し、取引実行にかかる時間をミリ秒単位で削ろうとする。このビジネスは、金融センター間のデータ伝送をできる限り速く行う能力が決め手となる。主要市場での値動きが他市場の相場変動の引き金となるため、HFTは最新データに基づき、取引所から取引所へと自らの売買活動を急いで調整する必要がある。そうしなければ、より新しい情報を仕入れて取引する他のHFTに出遅れて損を出しかねない。
株の超高速取引、宇宙が最後のフロンティアか
地上数百キロを周回する衛星ネットワークは、次の技術的大躍進をもたらす可能性
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