「コロナと経済との両立」は破綻
感染「第4波」が現実に
菅義偉政権が発足して半年がたったが、早くも行き詰まりが目立ってきた。
昨年10月の所信表明で菅首相が掲げた主要政策のトップ3は、(1)新型コロナウイルス感染防止対策と経済の両立、(2)デジタル社会の実現、(3)グリーン社会の実現だ。
だが、コロナでは再感染が拡大、大阪や兵庫などでは「第4波」が現実になり、5日からは宮城を含めた3府県(6都市)で時短営業などを強制できる「まん延防止等重点措置」が取られることになった。
デジタル化やグリーン化の看板政策は軒並み勢いを失った。しかも修復がなかなか難しい。
Go Toにこだわり失敗
検査の不徹底変わらないまま
コロナ対策では政権発足の最初から失敗をした。
経済活動との両立としてGo To トラベル、Go To イートを実施したが、医療関係者らの懸念した通り、感染が再拡大し死者が急増した。