映画「ゴジラvsコング」が北米で公開された。新型コロナウイルス対策で多くの映画館が入場者数を制限する中でも、5日間の興行収入が4850万ドル(約54億円)に達した。「映画館離れ」が懸念されるエンターテインメント業界に大きな自信をもたらす結果となった。公開初週の興行収入としては新型コロナ感染拡大後の作品で最高となり、消費者の間で繰り越し需要があることを示した。2019年に公開された「ゴジラ」シリーズの前作は、公開後3日間で4780万ドルの興行収入を上げた。ワーナー・ブラザーズ国内配給部門のジェフ・ゴールドスタイン社長によると、映画業界最大の市場であるロサンゼルスでは映画館の収容率が最大25%に制限されているものの、競合する作品が少なく、大半のスクリーンで「ゴジラvsコング」を上映することができた。