米インフラ投資、中国のまねできるか
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 橋や鉄道、その他のインフラを建設する中国の能力には、中国批判の急先鋒(せんぽう)に立つ人でさえ畏怖の念を抱いている。こうしたインフラは、命令型の政治システムの下で可能となった工学的成果だ。

 ジョー・バイデン米大統領は中国の成果を引き合いに出した直近の米国指導者で、米議会に対し広範なインフラ投資計画への予算配分を求めている。橋や大量輸送機関の改修、空港の近代化、地域コミュニティーの環境改善、ブロードバンド通信網の拡大、鉛配管の更新などに要する2兆ドル(約221兆円)以上の支出は「中国との競争に勝つ」ためのコストだとバイデン氏は述べている。

 中国を訪れた人々は、洗練された空港、巨大スタジアム、ビル群が整然と立ち並ぶ景観に目を奪われる。こうしたインフラは、貧しかった同国を1世代で経済・戦略面での米国の最大のライバル国に変えた急速な近代化の中で、最も目に付きやすく、最も称賛されている側面かもしれない。

 ドナルド・トランプ氏も大統領就任時に中国を引き合いに出し、米国の再建を約束した。2016年の支持者集会では「中国には非常に素晴らしい橋が幾つもある」と語った。