ウォルター・リード米陸軍研究所は、軍が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、ボランティアを対象に6日から臨床試験(治験)を開始すると明らかにした。複数の変異株にも効果がある可能性があるという。  メリーランド州シルバースプリングの軍研究所で、18~55歳の72人が治験に参加する。タンパク質ベースのコロナワクチンの安全性と、望ましい免疫反応が生じるかを調べる。  第一段階の結果は夏の半ばまでに得られる可能性がある。同研究所の新興感染症部門責任者ケイボン・モジャラド氏は、肯定的な結果が得られれば、大規模な治験と開発に向け製薬会社との提携を検討すると明らかにした。