――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  新型コロナウイルス危機で大打撃を受けた企業や、危機の収束に伴いやってくる需要の波に乗りたい企業にとっては、労働力の再構築がカギとなる。つきつめれば、コックのいないレストランは多くの客に食事を提供することはできないし、スタッフ不足のホテルは多くの客室を稼働させることはできないのだ。  雇用再開の兆候が現れている。米労働省の6日の発表によると、2月末時点で米国の求人数は740万件(季節調整済み)と、前月の710万件を上回り、2019年1月以来の高水準となった。