米食品医薬品局(FDA)と米疾病対策センター(CDC)は13日、米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの使用を一時的に見送るよう勧告した。接種後に血栓ができた事例が6件報告されたことを受け、調査を実施する。血栓がみつかったのは18~48歳の女性で、接種して6~13日後に症状が現れた。CDCが14日に外部の専門家による委員会を開くほか、FDAも調査を開始する。FDAは、「念のため」J&J製ワクチンの使用を一時中止するよう勧告するとしている。J&Jのワクチンには、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンと類似の技術が使われている。アストラゼネカ製ワクチンも血栓との関連性が報告されており、米国ではまだ承認されていない。