米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの接種中断が続く見通しとなった。J&J製ワクチン接種後の血栓症例が数件報告されたことを受け、米疾病対策センター(CDC)の諮問機関が投票で今後の対応を決める予定だったが、情報不足を理由に投票を先送りした。  CDCに対してワクチン使用に関する助言を行っている予防接種諮問委員会(ACIP)は14日、こうしたまれな副反応のリスクに関する情報が不十分なため、J&J製ワクチンの接種を継続・中止すべきか、あるいは特定のグループにのみ推奨すべきかを判断できないと述べた。