米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス会長兼最高経営責任者(CEO)は15日、株主に宛てた書簡で、従業員に対し「より良いビジョン」を示す必要があるとの考えを示した。同社のアラバマ州の物流施設では先週、労組結成の是非を問う投票が実施され、従業員の70%以上が反対票を投じた。  ベゾス氏は「投票は一方が圧勝する結果となり、われわれは従業員とじかに強固な関係を築いているものの、従業員のためにどのように価値を創造するかについてより良いビジョンが必要であることは明らかだ。つまり、従業員の成功のためのビジョンだ」と述べた。投票結果については、安心はしていないという。