米動画配信大手ネットフリックスは20日、1-3月期(第1四半期)の会員数の伸びが予想を下回ったと発表した。多くの国で新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(封鎖措置)が解除されて消費者が外出し始め、動画配信の競争も激化する中、同社にとって警戒すべき兆候となる可能性がある。新規会員数は全世界で400万人の純増となった。会社予想は600万人増だった。新型コロナ感染が最初に広がり始めた前年同期の1580万人増をはるかに下回る伸びにとどまった。ネットフリックスは投資家向け書簡で、会員数の「伸び悩みは、新型コロナで2020年に大幅な前倒しが発生したことや、新型コロナによる制作遅延で今年上半期の新規コンテンツが比較的少ないことが原因」と説明した。