体の硬さを侮ってはいけません。体が硬いことで生じる体のトラブルは少なくないのです。肩コリや腰痛の原因となったり、ケガをしやすくなったりしてしまうだけでなく、疲れやすくもなりますし、痩せにくい体質となり太りやすくさえなってしまいます。では、どうしたら体を柔らかくすることができるのか。
そんな疑問に答えてくれるのが、チャンネル登録数75万人を突破した大人気ストレッチ系YouTuberで、理学療法士として病院等でのさまざまな症状のリハビリに従事した経験をもつオガトレ氏。彼の初めての著書であり、どんなに体の硬い人でも絶対に柔らかくなるストレッチを教える『オガトレの超・超・超かたい体が柔らかくなる30秒ストレッチ』から一部抜粋、再構成してお送りします。(こちらは2020年8月22日付け記事を再掲載したものです)

Photo: Adobe Stock

超・超・超硬いレベルの肩甲骨が柔らかくなる!

オガトレ
オガトレ
理学療法士。ストレッチ系YouTuber
宮城県生まれ。専門学校卒業後、理学療法士の資格を取得し、6年間、公立の急性期病院にて、脳外科、整形外科、呼吸器、がん、スポーツ外来のリハビリに従事。その傍らトレーナーとしてインターハイや国民体育大会へ同行した。その後、訪問リハビリ、フィットネスジムの責任者を経て、現在はYouTuberとして活動している。
「体が硬くて困っている人をゼロにしたい」を信念に動画を配信しているYouTubeでのチャンネル登録者数は開始後1年で30万人を突破し、今も日々伸び続けている。
twitter @ogaryu___
撮影:大沼英樹

 前回のひじ合わせチェックでそもそも両ひじをつけることさえできなかったという人は、肩甲骨の硬さが「超・超・超硬い」レベルと言えます。

 今回は、そんな「超・超・超硬い」レベルの肩甲骨を柔らかくするためにやってみてほしいストレッチを紹介します。

 超・超・超硬いレベルの人向けのストレッチは、どれも大きな筋肉を伸ばしていきます。

 最初に試してみてほしいのが、背中の広い筋肉を伸ばし、腕の上げ下げを軽やかにしてくれる「広背筋ストレッチ」です。

 広背筋は名前の通り、背中で一番面積の広い筋肉です。広背筋は、長時間座っていたり、猫背や巻き肩などの不良姿勢になっていたりすると、すぐに硬くなってしまいます。以前より在宅時間が長くなっている今、気がついたら硬くなっていた、という人も少なくないはずです。

 広背筋はお尻から肩甲骨を通って胸までくっついている筋肉なので、しっかりストレッチしましょう。腕が軽くなるので、バンザイの姿勢がとりにくいという方にもおすすめです。

 筋肉の機能不全を改善するためには、単純に痛いところをストレッチするだけでは足りません。体は思っているより複雑にできています。

 たとえば、腰が痛いからといってダイレクトに腰のストレッチをしてもなかなか効果が実感できないことがあったり、頭がズシンと重い時に、頭ではなく肩回りのストレッチをすると劇的によくなったりすることもあるものです。