手を伸ばして座れますか?

 長座による硬さチェックは次のように行います。

(1)床に座って、前に脚を伸ばします。

(2)両手をつま先に向かって伸ばします。

 このとき、ひざはしっかり伸ばしておいてください。

 また、手を伸ばす際に、勢いや反動をつけないようにしましょう。

開脚ベターっに近づこう!簡単そうに見えて、意外にできない姿勢であなたの体の硬さレベルを判定! 1.床に座り、前に脚を伸ばす。
2.両手をつま先に向かって伸ばす。
【注意!】ひざはしっかり伸ばしておく。手を伸ばす時に勢いや反動はつけない。

●両手が足首にまで届くならば…
 あなたの股関節とももは「超硬い」レベルです。

●なんとか座れるというならば…
 あなたの股関節とももは「超・超硬い」レベルです。

●手を体や床につけなければ、そもそも座ることができないというならば…
 あなたの股関節とももは「超・超・超硬い」レベルです。

 自分の股関節とももの硬さレベルを理解した後は、それぞれのレベルに合わせて用意されたストレッチをおこなうことで効率よく柔らかくすることができます。

 ストレッチの効果を最大化するには、順番が重要です。大きくて表面にある筋肉から、小さくて深いところにある筋肉へと順にストレッチしていきましょう。

 なぜなら、筋肉によってストレッチのしやすさが違うからです。

 大きい筋肉はストレッチしやすく、小さい筋肉ほどストレッチしにくい傾向があります。さらに小さい筋肉ほど深いところにあるので、より伸ばしにくくなります。

 体が硬い人はストレッチしやすい大きい筋肉も硬くなっているので、その状態で奥にある小さい筋肉からストレッチしても、うまく伸ばせず、効果も得られません。

 硬さレベルごとのストレッチを、大きい筋肉から小さい筋肉へ、というストレッチの順番に従って行うだけで、効果的に柔軟性を得ることができます。

 次回は、今回の長座チェックで、手はつま先に届かないが、なんとか座ることだけはできる……という「超・超硬い」レベルの人におこなってほしいストレッチを紹介します。

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