中国での苦情対応を巡り激しい非難を浴びている米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、正式な謝罪文を発表し、顧客満足に関わる部門を新設することを約束した。上海国際自動車ショーの場で19日、ある女性が品質を巡って抗議したことをきっかけに、ネット上で同社に対する反発の声が高まった。この女性は家族が所有するセダン「モデル3」のブレーキに欠陥があり、今年初めに事故が起きて両親が病院で治療を受けることになったと主張。テスラは3月にこの女性から抗議を受けた際、警察の調書を引用した声明を出し、女性の父親が事故時にスピードを出しすぎていたとの見解を示した。テスラは中国現地時間の20日深夜、短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の公式アカウントで「オーナーの問題を適宜解決できなかったことを謝罪する」とした上で、「この経験から教訓を得るために最善を尽くす」と述べた。
テスラが謝罪、中国での苦情対応への批判受け
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