クレディ・スイス・グループは、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連の投資向けエクスポージャーが200億ドル(約2兆1600億円)を超えていたが、ファンドが大量のポジション清算を迫られる前にこれを監視するのは困難だった。関係筋が明らかにした。アルケゴスは3月に破綻するまで株投資を膨らませていたが、一部の投資銀行は、アルケゴスの急速な投資拡大に監視システムが十分追いついていなかったという。クレディ・スイスの事情に詳しい筋によると、トマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)と最近クレディ・スイスを去ったララ・ワーナー最高リスク責任者(CRO)がアルケゴスへのエクスポージャーを知ったのはファンドのポジション清算を余儀なくされる数日前だった。それまではこのファンドが主要顧客だったことを知らなかったという。
クレディS、アルケゴス関連のリスク資産200億ドル超
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