米黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件で元警官のデレク・ショービン被告に有罪評決が言い渡されたことは、多くのアフリカ系米国人に安堵(あんど)感とともに評決は例外かもしれないという感情をもたらした。「この評決で何かが変わることを期待している。これが足掛かりになることを祈っている」とミネソタ州ミネアポリス在住のクリスティン・ヒックマンさん(35)は話す。「でも、エメット・ティルでは変わらなかった。ロドニー・キングでもだ。だから、私は期待していない」ミネアポリスの元警官、ショービン被告は、フロイドさんの死に関わる全ての訴因で有罪評決を受けた。この事件は、複数の通行人が撮影した動画をきっかけに全米で抗議運動と議論を巻き起こした。
元警官に有罪評決、米黒人社会は手放しで喜べず
アフリカ系米国人に安堵感も、人種問題の進展には慎重な見方
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