「運がよくなりたい」「いい人に巡り合いたい」「幸せな人生を送りたい」、それらを実現したいなら、考え方を変えればいい。最強の運を持つ「歩くパワースポット」が伝える「運」の磨き方をまとめた『SHOCK EYEの強運思考』には、強運を引き寄せる39の思考法がある。
幸せになる権利は誰にでもある。好きなことをしていいし、夢を持っていい。自分を愛することができれば、幸せになれる。自己表現のうまい人はもっと幸せになれる。
「出会わなければよかった」ではなく、
「出会えてよかった!」にしていきたい
1976年神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNと共に「湘南乃風」を結成。ヒット曲「純恋歌」「睡蓮花」は幅広い世代で歌い継がれている。プロデューサーとしても、ハロー!プロジェクト、ジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供を行う。近年では、インスタグラム上で会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、音楽以外でも幅広い活動を行っている。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(共に講談社)がある。
「どんな生き方をしていれば、縁で結ばれた相手と出会えるんだろう」
そんなことを考えている人がいたら、僕の考えを参考にしてみてほしい。
僕は「縁には後で気づけばいい」と考えて生きている。
湘南乃風のメンバーとの出会いも、「運命の出会い」って思えるのは、いまの僕らがあるからで、実際には普通に出会った4人。そのとき、他の友達にも出会っているし、レッドとハンクンと若旦那の頭の上に、ピコンピコンとライトが点滅していたわけではない。
いろいろあって離れていった仲間もいるなかで、最終的に思いをひとつにできたのが、僕たち4人だっただけだ。それを結果的に、「縁」とか「運命」って呼ぶんだと思う。
出会ったときから特別だったわけではない。でも、いまでは全員が自分にとってかけがえのない存在だ。
「あの子と遊んじゃダメよ」って子ども時代に親から言われたり、本当は縁で結ばれるはずだった相手とやむにやまれぬ理由で離れ離れになったりすることもある。それを人は「悲しい運命」と呼ぶのだろう。だから縁は絶対ではない。本人がつなぎとめようとしないと、とたんに消えてなくなってしまう。
縁を維持していくためには「一緒にいたいな」「関わっていたいな」っていう素直な気持ちが大切だ。「こいつと一緒にいたいな」と思った相手に素直に接してきたことが、僕の場合はレゲエとの出合いや、湘南乃風につながった。僕の人生では、この素直さがすごくよかったと思っている。
縁は運にも大きく関わっている。縁ある相手との出会いで人生が好転したり、自分が動いて運気を誰かに届けたり。そうやって、人が幸せを運んでいるから、運って漢字を「運ぶ」って読むことがしっくりくる。
「出会わなければよかった」にしてはいけない
縁は、ひとつひとつの出会いを大切にしていった先にあるものだ。
時間を経て振り返ってみないと、自分が幸運だったのかを見極められないのと同じように、縁もまた、すぐには善しあしの判断ができない。
最近出会ったばかりの相手と、10年後、20年後に過去を振り返って、「あの日のことがいまにつながるなんて」と話をするかもしれない。
すべての出会いを大切にしていった先に、昔話に花が咲くような未来が待っていると思えれば、いま自分がどう行動すればいいかが決まる。
「出会わなければよかった」ではなく、「出会えてよかった!」にしていきたい。
だから僕は、どんな出会いにも縁があるって考える。すべての出会いを大事にしていけば、振り返ったときに「いい縁だった」と思える関係を育んでいける。
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