どんな時代でも生き残れる不動産投資家になるための極意とは何か? 不動産投資で利益をあげ続けるためには、基本となる知識やノウハウを学ぶ必要があります。ハーバード大学デザイン大学院で最先端の知識を学び、それに自身の体験から得たノウハウをミックスして体系化したハーバード式不動産投資術』(上田真路著、ダイヤモンド社)が発売されました。本連載では、世界のどこでも通用する、遍的で再現性のあるナレッジである不動産投資術について、同書の中から抜粋してそのエッセンスをわかりやすくお届けします。良い不動産をデザインするとは、どういうことか? 驚異のリターンを実現するファイナンスの極意とは? 不動産投資のリスクをどうコントロールしたらいいのか? などについて、実際の事例(ケース・スタディ)を踏まえてそのメカニズムを解き明かしていきます。不動産投資を始めたいと思っている人、すでに始めている人、さらに上を目指したい人必読です。好評連載のバックナンバーこちらからどうぞ。

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映画プロデューサーと同じような能力が、
不動産投資を成功させるうえでも必要不可欠になりつつある

 プロデューサーと言えば、映画のプロデューサーを思い描く読者も多いだろう。

 プロデューサーは映画を制作してゆくにあたり、まずは企画を決め、資金集めをし、監督や脚本家をはじめとするチームを編成し、もちろん役者も選定して、実際に撮影に入る。出来上がった映画を世界中でプロモーションし、高い興業収益を長く達成できれば映画プロデューサーとして大成功だし、報酬も巨額なものになる。

 これとまったく同じことが不動産を創り、成功させるうえでも必要不可欠な能力となりつつあるのだをご存じだろうか。

 ユニークな不動産の企画を立て、事業性をクリエイティブに描き、銀行から融資という最強の資金を獲得し、各関係業者を動かし投資物件を創り込む。そして、あなたの物件にプレミアム家賃を払ってでも入居したいと思う観客ならぬ住人に建物を披露する。

 さらに高水準の家賃収益を積み上げ、一定期間運用する。もし大ヒットしそうなタイミングがあれば迷わず売却して大きなキャピタル・ゲインを得る。

 この一連の創作の流れを描いて投資を実行できるのが今、米国でも増えているプロデューサー型大家である。