――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター ***  草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会派)」が台頭した2009年、共和党指導部はその支持者の機嫌をとりつつ、その情熱を吸い上げる一方で、運動自体をコントールできるとふんでいた。  だが、その読みは外れた。それどころか、共和党指導部は手なずけようとしたその運動と、自分たちが有利になると考えた「草の根」の怒りにより、消耗仕切ってしまった。