大多数の国がワクチン接種の加速を目指し奮闘を続ける中、一部の国は早くも年内に追加接種(ブースターショット)を実施する計画を立てている。新型コロナウイルスが季節性の脅威になりかねないとの懸念を背景に、米国や欧州連合(EU)、英国は冬季のワクチン追加接種プログラムの準備を急いでいる。公衆衛生当局によると、計画は予備的なものであり、どの程度大々的に展開されるかはなお不明確だ。疾病専門家によると、ワクチン追加接種の必要性は、免疫が時間の経過とともに薄れるか否かや、現在のワクチンが変異株に対して有効かどうかに左右されるという。科学者は引き続き、そうした二つの課題を探るデータを収集中だ。その結果次第で、どの人にどのワクチンを用いるかなど、追加接種プログラムの設計が決まる。
コロナ免疫強化、追加接種は必要か 検討急ぐ欧米諸国
変異株感染やワクチンの効果低下に備える欧米の政府
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