上司相手こそ傾聴スキルが問われる
上司相手にアクティブリスニング。なんとなくやりづらいと感じませんか。
上司が滔々と話しつづけるのを聞きつづけるのは、まあ仕方がないかもしれません。
でも、それが業務指示であるならば、内容をはっきりさせなくてはいけません。
曖昧なまま受けたら、何をしたらいいかわからないですし、重み(ダイジなこと)があやふやなまま受けたら、無限に業務をしなくてはいけなくなります。
なので、上司相手にこそ『重要思考』で聴く傾聴スキルは発揮のしどころなのですが、それが使えないのでは困ります。
でもなぜ、だまって上司の話すことを聞きつづけてしまうのでしょう。
「今おっしゃったのは、こういうことですよね」と繰り返して明確化すると、気まずいですか?
「今の10コの指示の中で、一番ダイジなのはどれですか?」とズバリ尋ねたら、どうでしょう。上司を追い詰めたように感じますか?
上司もいろんな人がいるので一概に言うことはできませんが、ここでちゃんと聴けなければどんな職場でも、どんな仕事でも、うまくいかないと思うのであえて言います。
もし上司に対して「傾聴」ができないとしたら、それはあなた自身の感情の問題です。コワイ、とか、キライ、とか、気分よくない、とか。
もちろん高圧的な上司とか、イヤですよね。ホントに傾聴しづらいですよね。でも、そこはぐっと我慢して大人になりましょう。感情を、ちょっと脇においておくのです。
そうして、まずはその上司にとってダイジなことを聴きとるべく努力しましょう。すべてはそこからです。
この仕事を進めたいと思っているのか否か。この組織を大きくしたいと思っているのか否か。どこまでリスクをとるつもりがあるのか、まったくないのか。
それらがわかれば、自分のやりたいことと摺り合わせていけるでしょう。
「能力不足だが性格がいい上司」より「有能で性格が厳しい上司」を選べるよう、頑張りましょう。イヤだなあ~、という感情に負けないように!