米中対立本格化の影響で、中国での生産に支障が起きたり、生産拠点を移転したりするなどのニュースが報じられている。
日本政府も生産拠点の国内回帰を呼び掛けている。
しかし日本の輸入を見ると、中国の比率は上昇している。企業へのアンケート調査でも海外事業を拡大する国として中国はトップだ。
今後、「中国依存」はむしろ強まるだろう。
米テスラは土地取得を凍結
「中国リショアリング」は進むのか
アメリカEVメーカーのテスラは、中国の上海工場を拡張して輸出拠点にするための土地取得計画を凍結した。米中関係の緊張による不透明感が理由という。
中国で生産されたEVは、トランプ前大統領が課した25%の税率が上乗せされるため、テスラは中国での生産比率を抑える方針だ。