――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  投資家は、米国経済が過熱する可能性を何度も検討しているが、世界の他の国々はまだ、新型コロナウイルスのパンデミックから回復にも至っていないことを忘れてはならない。  ワクチン接種の加速により、経済の見通しは世界的に改善している。経済協力開発機構(OECD)は1日、世界の国内総生産(GDP)成長率の見通しについて、今年は5.8%、来年は4.4%とし、12月時点の予想(今年4.2%、来年3.7%)からそれぞれ上方修正した。