欧州連合(EU)やカナダといった先進国は、2023年までの数億回分に及ぶ新型コロナワクチン(追加接種用含む)を確保している。一方で富裕国と貧困国との分断は一段と拡大している。  米製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックは23年末までにEU向けに最大18億回分のワクチンを供給することで合意。また、カナダとも最大1億2500万回分のワクチン供給で合意している。  さらに、オーストラリア、スイス、イスラエルは、米バイオテクノロジー会社モデルナと22年末までのワクチン供給で合意した。スイスは23年の供給についてもオプション契約を結んでいる。