新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う規制が解かれつつある米国で、過去3カ月間に相次いで銃乱射による大量殺人事件が起きており、そのペースは過去最悪に近い。警察当局は、同様の事件がさらに増えることを懸念している。  今年の3月から5月に4人以上が公共の場で殺害された銃乱射事件は5件に上る。2人の犯罪学教授が運営する、銃による大量殺人のデータベース「バイオレンス・プロジェクト」によると、3カ月で5件という件数は1966年の例と並ぶもので、それ以降では最悪だという。