ほぼ全米にわたって、企業は労働者集めに懸命になっている。労働省が8日発表した雇用動態調査(JOLTS)で、4月の求人件数が930万件と過去最多となり、労働力不足を示す最新の統計的証拠となった。連邦議会はこのメッセージを受け止めただろうか。  労働省が2000年に求人統計を開始して以降、JOLTSでこれほどの求人数が示されたことはなかった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う規制が解除された州が増える中で、4月の求人件数は前月比99万8000件増加した。このうち娯楽・接客業が39万1000件増、貿易・運輸業が10万8000件増、製造業が10万2000件増となった。