米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、新型コロナウイルスが中国の武漢にある研究所から流出した可能性を排除していないとし、政治的な理由から流出説を排除しているとの指摘は「ばかげている」と述べた。ファウチ氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が主催したイベント「テック・ヘルス」で、新型コロナウイルスを研究していた科学者の間で2020年2月にウイルス「人工」説が浮上した際、すぐに科学者たちを招集したと述べた。ファウチ氏によると、さらに研究を続けた結果、新型コロナウイルスは動物から人間に感染した可能性が最も高いとの結論に達した。同氏としては、ウイルスの起源について引き続き予断を持たないようにしていると述べた。
武漢研究所のコロナ流出説、ファウチ氏「排除せず」
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