過激派組織「イスラム国(IS)」の衰退後、ISに関係していた女性と子どもを収容するために設置された難民キャンプが、「小さなカリフ制国家」に変容している。そこでは女性指導者が暴力的思想を育み、かみそり有刺鉄線で囲まれたキャンプの外で反政府活動を支援するために、資金集めのシステムを運営している。当局の調べによると、736エーカー(約2.98平方キロ)のアルホル難民キャンプでは、今年初めから40人以上が殺害されており、このうち少なくとも10人は斬首された。犠牲者の大半は、キャンプ当局に協力したとしてISから非難された人々だ(シリア北部を拠点とするボランティア調査組織、ロジャバ情報センターによる)。