企業向けデータ分析ソフトウエア大手の米マイクロストラテジーは、ウォール街のレーダーに再び捉えられるための、高くつくとしても効果的な方法を思いついたことを評価されるべきだろう。創業32年のマイクロストラテジーはビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウエアを手がけ、1998年に上場した。だが、年間売上高は2014年に5億8000万ドル弱でピークに達した以降は徐々に減少している。投資家は同社にほとんど関心を失っていた。昨年の今ごろにマイクロストラテジー株をカバーしていたアナリストは2人だけだった。ファクトセットによると、当時、同社株の売上高予測に基づく株価売上高倍率(PSR)は約2.6倍と、S&P500ソフトウエア・サービス構成銘柄の平均の3分の1程度だった。