――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)を信頼している。この3カ月で食料品とエネルギー品目を除いた消費者物価は2%上昇し、年率換算では8.2%と衝撃的に高い水準となった。  米国債市場では、投資家からパニック的な売りが出るどころか買いが殺到し、10年債利回りは2月末の水準まで低下した。FRBへの信頼は絶対的なものだ。  公正を期すと、FRBが言っている通り、インフレ率の急上昇は一時的なものである可能性が高い。