【ワシントン】米司法省は16日、コンサルティング・保険ブローカー大手エーオンによる350億ドル(約3兆8700億円)での同業ウィリス・タワーズワトソン買収提案について反トラスト(独占禁止)訴訟を提起した。買収は価格上昇につながるほか、両社のサービスに依存している米国の事業や雇用主などのイノベーションを妨げる恐れがあると主張している。  また、米経済にとって価値のある複数の市場で競争が阻害されると述べた。  この訴訟はバイデン政権下で初めての司法省による主要な反トラスト訴訟だが、この案件については1年余り前から調査が続いている。 。