「成功する子」の親が持っている3つの共通点“探究力”のある子に育てた親には“3つの共通点”があった(写真はイメージです) Photo:PIXTA

いま、教育界で注目されている「探究力」。デジタル化が進み社会が大きく変わっていく中、これからの時代の子どもたちに求められるのは、知識の詰め込みではなく、「何がやりたいか、何ができるか」を考え自分で道を切り開いていく能力。その源となるのが「探究力」です。「探究力」がある子に育てるために、親はどんなことを心がけたらよいのか。そこで今回は、教育ジャーナリスト・中曽根陽子先生の著書『「成功する子」はやりたいことを見つけている』(青春出版社)から、「探究力」のある子に育てた親に共通する3つの姿勢について抜粋紹介します。

“探究力”のある子に育てた親には“3つの共通点”があった

 私が取材をしていく中でわかったのですが、「やりたいことを見つけて活躍する子」を育てた多くのご家庭には、実はいくつかの共通点があります。

 さっそくその共通点を紹介していきたいのですが、その前に皆さんに質問です。子どもが何かに夢中になっているとして、それが、親からしたら、何がおもしろいのかわからない、何の役にも立ちそうにないこと、親としては受け入れがたいものだったら、どうしますか?

A そのまま見守る
B 「いつまでも、そんなことやってないで、勉強(親がやってほしいこと)しなさい!」などと言ってしまう

 私が取材したやりたいことを見つけた子の親は、共通してA(見守る)の人が多かったのです。