米株式市場では、足元で異例の静けさが続いたことを受け、ボラティリティーの高まりに備える動きが出ている。S&P500種指数の1日当たりの高値と安値でみた変動率は、6月が0.62ポイントと、5月の0.98ポイントから縮小。月間ベースの日中ボラティリティーとしては、2019年12月以来の低水準となった。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのシニア指数アナリスト、ハワード・シルバーブラット氏が分析した。これまでかなり静かだったことで、アナリストの多くは穏やかな状況は変わると予想している。最もシンプルな理由は、夏季はスタッフが休暇を取るため、トレーディングデスクが手薄になるためだ。これは市場の流動性が低下することを意味する。
静かすぎた6月の米株、夏の大荒れにご用心
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