世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症の入院患者の一部に、ある種の抗炎症薬の投与を推奨した。ステロイドと組み合わせて使うことで重症患者の死亡リスクが13%低下することが分かったという。  WHOは6日、新型コロナ感染症の治療指針を更新し、重症患者には重い炎症性免疫反応に対処するため抗炎症薬のトリシズマブとサリルマブの投与を強く推奨するとした。  これらは一部の新型コロナ患者に重篤な炎症を引き起こすと考えられているインターロイキン6(IL-6)と呼ばれるタンパク質の働きを阻害する薬剤。