カナダの研究者の発表によると、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを接種した一部の人の血液で、主要な抗体が標的とする少数のアミノ酸が特定された。ワクチン接種に関連付けられる血栓の原因を巡り、新たな手掛かりが示されている。  マクマスター大学(オンタリオ州)の研究チームによるこの研究(査読付き)は、科学誌「ネイチャー」のオンライン版で7日に発表された。こうした研究結果は、免疫反応で引き起こされる凝血と血小板の減少による異常な血栓形成について、医師が迅速に検査し治療するのに役立つ可能性がある。  研究ではアストラゼネカのワクチンを接種した人の血液サンプルを分析。