妻のやりくりは改善する余地が多大にありますが、改善したとしても今から大学の学費を一人で負担するには無理があります。夫の協力が不可欠だと思うのですが、妻はどう切り出してよいかわかりません。

 妻は、夫の給料日、およその手取り収入額を知りません。毎月いくら支出し、貯金がいくらあるのかも知りません。揚げ句の果てには、夫の会社についても、名前以外はよく分からないといった状況です。互いを尊重しすぎて、互いに関心のない暮らし方になってしまっていたのでしょう。夫もしかり、です。

 今後、老後資金のこともありますから、できるだけ早く家計の共有ができるようになってほしいのですが、夫とのお金の話の仕方が分からない今、夫との間の壁をどうすれば崩していけるのか。妻の家計改善を試みながら探っているところです。

夫がケガ。リハビリのため休職が長引きそうなのに……

 また、夫がケガをし、リハビリのために休職が長引く予定のBさんご夫婦。夫40歳、妻は専業主婦で39歳です。まずは有給休暇を消化し、その後、傷病手当金をもらって生活する予定です。復職する予定ではあるので、やがて収入は元に戻るのかもしれませんが、残業代がなくなった今から赤字の暮らしになっています。

 1年弱は病休となる可能性があり、貯金も多くないので、やりくりをきちんとしたいということで家計相談に来られました。しかし、あれもこれも「夫のため」「妻のため」に必要なもので、削減できる支出がありません。

 「夫の楽しみは食しかないと思うので、食費は削れません」「オンラインゲームへの課金はムダ使いだと思うけど、今は自由が利かないから(気分転換のために)仕方がない」。何についても理由というか正当性のありそうな言い訳があり、削減の対象としないのです。