日本政府は先週、麻生太郎副総理兼財務相が中国による台湾侵攻を阻止するために日本が介入する可能性を示唆したことを受け、後始末に追われた。麻生氏は5日、そのような中国の軍事拡大が日本の「存立」を脅かす恐れがあると指摘し、「そうなると、日米で一緒に台湾を防衛しなければいけない」と述べた。日本は公式には「一つの中国」政策を支持しており、中国政府と台湾による外交的解決を望んでいる。中国国営メディアは7日、麻生発言を受けた記事を掲載し、日本が台湾をめぐる紛争に関与するのなら、日本は「中国の軍事攻撃の標的になる。それは日本の存立を脅かすだろう」と警告した。日本の他の当局者は、麻生氏の発言は個人的な考えを示したものだと述べたが、合意を重視する日本でそうしたことはほぼあり得ない。2000年代後半に1年間首相を務めたこともある麻生氏の発言は、日本で強まりつつある政治的中道右派の意見を反映している。