米航空会社の業績回復は、投資家の好みからすると「自家製」感が強すぎるかもしれない。大手航空会社の中で最初に四半期決算を発表したデルタ航空は14日、2021年第2四半期業績が、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、初めて黒字転換したことを発表した。また、米航空大手の中で最も苦しい財務状況にあるアメリカン航空も、来週発表予定の決算でわずかに黒字を計上する可能性があることを明らかにした。表面的には、これは投資家にとっての好機のはずだ。ダウ・ジョーンズの米航空株指数は、コロナワクチンのおかげで旅行業界が危機を脱したと思われた5月末の時点と比べ、現在は16%安い水準にある。
米航空大手の業績回復、国内線に頼りすぎか
投資家は国際線の回復まで待つほうが賢明
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