19日の米株式相場は大幅続落。新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の感染拡大による世界経済への影響が懸念された。米国債への逃避買いが膨らみ、米10年債利回りは前週末の1.30%から1.181%と、2月以来の水準に急低下した。石油輸出国機構(OPEC)内外の主要産油国が増産で合意したことで、原油先物も下落した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比725.81ドル(2.09%)安の3万3962.04ドル。S&P500種指数は68.67ポイント(1.59%)安の4258.49。ナスダック総合指数は152.25ポイント(1.06%)安の1万4274.98で取引を終えた。移動や営業活動の制限による影響を直接受ける銘柄が売られた一方、ロックダウン(都市封鎖)の再導入が追い風となる銘柄が買われるなど、コロナ感染初期の相場動向さながらとなった。