ジョー・バイデン米大統領が16日、新型コロナウイルスワクチンの誤情報対策の不備を巡り、フェイスブックをやり玉に挙げた。政権内ではここ数カ月に同社への不満が鬱積(うっせき)しており、これが一気に爆発したことが背景にある。双方の間で高まっていた緊張が露呈したことで、コロナ封じ込めに向けた取り組みを難しくしそうだ。米当局者が明らかにした。週末には、フェイスブックがバイデン政権は事実を曲げていると非難する声明文を公表するなど、ホワイトハウスとシリコンバレーの間で攻撃の応酬となった。18日にテレビ番組に相次ぎ出演したビベック・マーシー医務総監は、ソーシャルメディア企業は、コロナワクチンに関する誤った情報を十分に取り締まっていないと反論した。