米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長によると、新型コロナウイルス検査で陽性となった検体の遺伝子配列に基づけば、米国で分析されたコロナ感染者の83%を変異株のデルタ株が占めている。  デルタ株の猛威や予防措置の緩和、ワクチン接種率の低迷を背景に、全米でここ数週間ほどコロナの感染者、入院者、死亡者が増加している。全州と首都ワシントンで増加が見られるものの、中心となっているのはワクチン接種率の低い地域だ。  ワレンスキー氏は20日、上院厚生教育労働年金委員会で証言し、分析したサンプルにデルタ株が占める比率は7月3日終了週の50%から上昇したと述べた。