米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は、世界各地で米外交官や情報機関職員を見舞ってきた原因不明の健康被害の調査に当たる特別部隊のトップに、国際テロ組織「アルカイダ」の指導者だった故オサマ・ビンラディン容疑者の捜索に当たったCIAのベテラン覆面捜査官を起用した。複数の現・元当局者が明らかにした。このベテランの氏名は非公表。当局者によると、5年前から米国外で多数の米当局者を見舞ってきた、攻撃によるものとみられる体調不良の原因究明を、CIAは急いでいる。2016年にキューバの首都ハバナの米大使館の外交官の症状として初めて報告されたことから「ハバナ症候群」と呼ばれることもある。
米「ハバナ症候群」対策部隊、ビンラディン追跡の捜査官が指揮
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