ケビン・ハートやスヌープ・ドッグは、スポーツのコメンテーターとしては知られていない。だが、動画配信サービス「ピーコック」のユーザーなら、棒高跳びやバレーボール、今回から加わった新種目のスポーツクライミングで、2人による東京五輪の解説を間もなく聞くことができる。  米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャスト傘下のNBCユニバーサルは、ピーコックのユーザー数を増やす上で東京五輪を起爆剤にしたい考えだ。コメディアン兼俳優とヒップホップアーティストのコンビがコメンテーターを務めるハイライト番組も、こうした五輪戦略に向けた一連のコンテンツの一つだ。