米国は、アフガニスタン南部で空爆を強化している。背景には、反政府武装勢力タリバンが国内第2の都市カンダハルに迫っていることへの懸念が高まっていることがある。カンダハルが陥落すれば、米国の支援を受けるアフガニスタン政府には大きな打撃となる。政府は国民に平穏をもたらそうとしているが、タリバンが地方の大部分を支配下に置いている。ジョー・バイデン米大統領や米国防総省は、アフガニスタン軍が十分な装備を備えており、単独でタリバンと戦えると自信を示しているが、ここ数日で12回に及ぶ空爆は、アフガンにおける米軍の役割が続いていることを示している。米軍は8月末までにアフガンから撤退する予定。死亡したかつてのタリバン指導者ムラー・オマル師は、人口60万人のカンダハルで生まれた。