前回の連載では、「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」についてお話ししました。さて本日は、「新規事業」にスポットライトを当てたいと思います。ここでポイントになるのは、「安易な拡大戦略はとらない」「1人当たりの粗利を確保する」「経営者の見栄に振り回されない」です。

「新しい事業を始めたい」。
そう思ったら、まずここから!

 起業して会社を立ち上げ、十分な粗利を稼ぎ、最終的な利益も確保できたら、毎年それを継続していく必要があります。

 そして、毎年十分な利益を確保できるようになったら、それを維持するとともに、新しい事業に挑戦していってもいいかもしれません。

 ただ、そうはいっても、「新規事業をやる!人も雇う!事務所も大きくする!」のような、勢いに任せた安易な拡大戦略はNGです。

 さて、ではどのように考えていけばいいのでしょうか?

 そのポイントは、「事業を無理に大きくすることなく、継続して利益を出していきながら、お金をかけず、新しい事業を作っていく」です。