マイク・ポンペオ前米国務長官が日本政府から受け取った高級ウイスキーの行方について、国務省が調査を行っていることが分かった。米政府当局者が外国政府から受け取った贈り物について、国務省の儀典長がまとめた報告によれば、日本政府はポンペオ氏が国務長官だった2019年6月に、5800ドル(約63万円)相当のウイスキーを贈った。同氏は大阪で開かれていた20カ国・地域(G20)会合に出席していた。ポンペオ氏はサウジアラビア外相からタカの銀細工品なども受け取っていたが、これらは国務省の博物館などに移された記録がある一方、ウイスキーに関しては行方不明と記されている。国務省は4日に連邦官報に掲載される外国政府からの贈呈品に関する年次報告書で、「省はこの件を調べていて、調査を継続している」とした。